保育園からのお知らせ

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エッセイ
しつけ
田尻徳風保育園では、お昼の休憩時間を使って、色々なことを話し合います。その中でも、子どもや保育園に関する新聞記事などをもとに、議論することも多いのですね。
今回選んだのは、「お尻ペンペン 逆効果」という記事(毎日新聞 7月31日夕刊)です。「『しつけ』にも問題行動リスク」という小見出しもついていました。
記事によれば、悪いことをした時の「お尻ペンペン」は、その後の子ども達の問題行動へとつながる。このような調査結果を日米の大学教授らの研究チームが発表したというものでした。問題行動とは「落ち着いて話を聞けない」「約束を守れない」「一つのことに集中できない」などが挙げられていました(もちろん、当園は体罰を禁じています)。
もちろん、これらの「問題行動」は程度の差こそあれ、子どもであればよく見られることです。ですから、そのような行動をとる子どもが、すべて体罰を受けていると見るのは早計かもしれません。しかし、このような記事を読むたびに、私達大人はどのように子ども達に接すべきか、また現に接しているか、振り返るのです。
意見は色々あるでしょう。しかし、一つ私が思うこと。それは痛みによる「しつけ」は、子どもに恐怖心と屈辱感しか与えないのだろう、ということです。それは「躾」という漢字の通り、身を美しくすることなのでしょうか。
2017年8月22日 -
お知らせ
読書の夏です!?
保育園に長期の夏休みはありません、しかし、世間の小学校は夏休み。ということで、今、徳風の学童保育には通常より多めに小学生が集まっています。
私、園長として前からやりたいことがあったのです。それは、小学生が読める本をたくさんそろえること。せっかく、徳風に来ているのだから、読書の時間もたくさん与えたいと思っていたのです。
それが、この度かないました。知り合いの本屋さんに注文したのです。学童担当の先生に人気の書物を聞いたら、「やはり『かいけつゾロリ』ですかね~」と教えてくれました。そこで一気に30巻買い!なんでも、ゾロリが30周年ということで、フェアをしていました。ゾロリの全巻購入はまだまだですが、子どもたちは「お~」と喜んでくれました。
そして、買いたかったのが『マンガ日本の歴史』シリーズです。私も、子どもの頃に読んだので、ぜひ子ども達にも読んでほしいと思い、こちらも全巻一気購入!
この他にも、読み物や、なぞなぞの本などたくさん購入しました。子ども達の、嬉しそうな顔が見られて本当によかった!
読書は秋だけではもったいない。たくさん読んでもらって、どんどん好奇心旺盛になってほしいです!知ることって、楽しいですもんね。
2017年8月2日 -
緊急連絡
保育士さんを募集しています!
現在、田尻徳風保育園では保育士さんを募集しています。
明るい職場で、子ども達の元気な声を聞きながら、一緒に過ごしませんか。
詳しくは、園にご連絡ください。
2017年8月2日 -
行事報告
なつまつり大成功!
7月22日(土)に「第39回とくふうなつまつり」が開催されました。当日は涼しい風も吹いて、絶好のお祭り日和!
今年はおみこしを2つ作りました。一つは動物園をテーマにしたおみこしです。ゾウさん、パンダさんなどたくさんの動物で彩られたおみこしでした。動物たちをよーく見ると、子ども達の手形や足形からできているんですよね。かわいい!
もう一つはカバさんのおみこしでした。テーマは「カバのバシャン」です。空想のキャラクターではありませんよ。日立市民ならご存知かもしれませんが、かみね動物園のアイドルのカバさんでした。そのバシャンが今年の5月12日に国内最高齢の54歳でその生涯を閉じたのです。
地元では新聞などにも取り上げられるほどのニュースでしたが、子ども達もそのことをどこかで聞いたのでしょう。どんなおみこしを作ろうか、という話になった時に「バシャンがいい!」という声があがったそうです。色々、知っているなぁと感心しましたし、地元のカバさんに愛着を感じる大切な気持ちだなと思いました。もちろん、おみこしかつぎは大成功。園庭を所せましと元気にかついでいました。
そしてお祭りの楽しみと言えば模擬店です!会長さんをはじめ保護者会のみなさんが作ってくれた焼きそばや五目御飯なども大好評!汗をかきながら作ってくれた保護者の皆さんに本当に感謝です。
縁日コーナーのヨーヨーも250個準備していたのに足りませんでした。大盛況でしたね。お化け屋敷も、視覚的コーナーの『三びきのやぎのがらがらどん』も大人気。今年は、特に出来がよかったような・・。
最後は花火で盛り上がりのうちに終了。園児、保護者、そして地域の皆さんのご協力をいただきながら、大成功したなつまつりでした。たくさんの皆さんに支えられていることを改めて感じた、楽しい夏の一夜でした。2017年7月24日 -
お知らせ
プール、はじまってます!
暑い日が続きますね。園では、プール開きを先月に済ませ、今はプール真っ最中です!
子どもたちの楽しそうな声が園の内外に響き渡っています。
安全には十分に気をつけながらでありますが、子ども達の楽しい時間になったらいいですね。
2017年7月6日 -
緊急連絡
看護師さんを募集しています
田尻徳風保育園では看護師を現在緊急募集中です。明るい現場で一緒に働きましょう。子ども好きの方、まずはお電話ください。
2017年6月13日 -
お知らせ
赤ちゃんを抱きしめて!
京都の東本願寺が「同朋」という雑誌を出しています。毎月、テーマがあるのですが、2017年5月号のテーマは「赤ちゃんを抱きしめて!」でした。その号に、園長が執筆しています。ご興味のある方は、東本願寺出版部にお問い合わせください。
2017年5月31日 -
エッセイ
絵本の力
5月20日から21日にかけて、研修会に参加してきました。園長、保育士あわせて6名で、練馬区にある真宗会館を会場に1泊2日の研修です。田尻徳風保育園も加盟している大谷保育協会の東京支部の主催です。毎年、趣向を凝らした研修が開催されますが、今年のテーマは「絵本と育つ」でした。そう、私たちの大好きな絵本の研修です!
当日は講師のK先生の講義をいただいたあと、実は私、園長にも出番がありました。それは講師のK先生と、栃木の保育園のN先生と一緒に、絵本をめぐって鼎談を行ったのです。司会役を私がやりましたので、緊張もしましたが、お二人の先生、そして会場の優しい雰囲気(さすが保育関係者)に後押しされて、楽しくも、有意義な鼎談ができました。
私たちが絵本を読み感動する。これは子どもだけではなく、大人もそうですよね。絵本のどこに私たちは心がふるえるのか、について話になりました。それは、絵本の素晴らしい物語を聞くことで、大人は自分の心のヴェールがはがれていく、そして子どもたちは絵本の物語で「かいほう」され、安心を得るのだろうという議論となりました。
「かいほう」にはきっと色々な文字が当てはまりますよね。「開放」「解放」そして「介抱」もあるかもしれません。絵本は時に、子ども達を広々とした世界へと導きます。そして、傷ついた子ども達には物語が勇気や慰めを与えるかもしれません。
大人たちも同様です。絵本の優しさに包まれる時に、自分を覆っていたヴェールが少しずつとれていく。その奥から見えてくるものは、自分が隠していた自分かもしれません。
職員も元気をもらったようで、帰りに青山に行き絵本を買っていったようです。きっと、子ども達にも楽しく読んでくれるでしょう。
絵本、物語の力はすごい!そのことを再度痛感した私たちでした。2017年5月31日
