保育園からのお知らせ

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エッセイ
縁生活
早いもので、4月も半ばを迎えます。暖かい日が続き、気持ちがいいですね。
徳風保育園でも、春とともに新しい生活が始まりました。そして、今年もたくさんの新しいお友達が入園してくれました。ようこそ!
紹介した『たくさんのドア』のように、子ども達はまた一つ新しいドアを自分で開けました。そこに見られる景色は、いつもとは違った新鮮なものでしょう。期待と不安が交差する瞬間です。
そして私達は知っています。いつか、その気持ちから不安が消えていって、田尻徳風保育園に来ることが楽しみになる日がくることを。
話したことがない他人が、いつの間にか「お友達」になっていく。これって、日常のことですが、とても不思議なことですよね。知り合うはずもなかった2人が徳風保育園で出会い、友達となる。これは、まさにご縁の世界です。ですから私は「園生活」は「縁生活」だと思うのです。
今までのお友達も一つ、大きくなりました。そして新しいお友達も入ってくれました。そうそう、新しい職員も入ってくれたことを忘れてはいけません。そして、徳風の春のお客さんであるツバメもやってきました。メンバーがそろい、徳風の楽しい春の縁生活は続いていきます。2018年4月13日 -
行事報告
卒園・修了おめでとう!
3月24日(土)に、第39回卒園・修了式が行われました。29名の年長児が、この保育園での生活を終えることになります。
感極まって涙を流している子もいました。やはり、卒園式の意味や、重さ、つまりこの園での日々が終わろうとしていることを感じたのでしょう。見ている、在園児にも、もらい泣きをしている子がいました。
別れは悲しいことですが、別れを通じてしか見えないこともあります。それは、共に過ごした日々の輝きです。別れを通じて、出会いの意味を知るとは、面白いですよね。
保護者の方からも、感謝の言葉や職員も登場するDVDを作成していただき、みんなウルウル。とても、感動的な一日でした。
式の後のお楽しみ会では、大道芸人の方をお呼びして演じてもらいました。子ども達も、目の前で繰り広げられるパフォーマンスに驚いたり、笑ったり。
泣いて、笑って、とても素晴らしい一日となりました。卒園・修了するみんな、本当におめでとう!
2018年3月26日 -
行事報告
こどもねはん会
みなさん、2月15日は何の日かご存知ですか。バレンタインの次の日ですが・・
その日はお釈迦さまのご命日なのです。「涅槃会」(ねはんえ)といいます。田尻徳風保育園では、「こどもねはん会」として、行事を行っています。でも、あまりお釈迦さまの最後は、知られていませんよね。
お釈迦さまは80歳まで生きられました。今から、2500年以上前の話ですから、相当長生きされたのですね。でも、大切なことはお釈迦さまにも、最後の一日が来るということ、そしてその点は誰もが同じであることなのです。
保育園では園長などの話のあとに、お釈迦様の最後の場面を描いたペープサートを職員が上演してくれます。園長が言うのも変ですが、これが実に感動的なのです。園児たちが、劇に引き込まれていく様子がよくわかります。まるで、自分の目の前でお釈迦さまが生涯を終えようとしている、自分もその場に居合わせている・・そのような気持ちになるほど臨場感あふれる演出であり、内容なのです。
もちろん、子どもたちに「死」とは縁の遠いことかもしれません。けれど、人にはお別れの瞬間がいつか必ず来ることを、それぞれがそれぞれの表現で感じてくれたらいいのです。保育園での行事や生活を通じて、園児も職員も普段忘れがちな「生きている」ことを、みんなでもう一度考えていける―私はこのような当園が好きなのです。(園長)2018年2月19日 -
緊急連絡
栄養士を募集しています
現在、田尻徳風保育園では栄養士を募集しています!ご応募お待ちしています。
詳細は、一度保育園にまでお問い合わせください。2018年1月5日 -
エッセイ
まなぶ、まねぶ
あっという間に、もう12月も末。つまり、今年も終わりに近づいています。はやいですねぇ。
保育園では12月に毎年、「ごっこあそび」を行っています。毎年、やりたいことをクラスで話し合って決めます。今年はわたあめ屋さん、ケーキ屋さん、さかなつり、そして「焼きそば、お好み焼き、たこ焼き」を一度に売るお店まで登場した、バラエティに富んだ遊びになりました。
遊びとは言いますが、毎年感心するのはそれらお店のクオリティの高さです!衣装、食べ物、そしてレジまでどれもが、本物かと間違うくらいの出来栄え。準備も大変だったでしょうけど、それ以上に楽しそうに作っている表情が目に浮かびまず。
なりたい自分になれる、子どもの頃にそのような思いをたくさん持ってほしいですよね。そして、憧れの自分に近づく楽しさを知ってほしいものです。その楽しさは、大人になっても通じます。大人だってなりたい自分に近づけるのは楽しいですものね。
子ども達は、ごっこ遊びを通じて、想像力と創造力を得たに違いありません。それは、とても大切な力だと思うのです。
子どもの頃、よく聞きました。「学ぶことはまねぶ=まねることなんだよ」と。大人になって、その言葉は本当だなと、思い返すのです。2017年12月26日 -
エッセイ
ふりかえる
先月、当園も所属する大谷保育協会主催の研修会に講師として参加してきました。今回は新任の方を対象にした研修会。みなさん、緊張した表情で私の講義を聞いていました。
仏教と保育の関係、子ども達からどのように学ぶか、などを講義の内容としては話していきました。そして、今回のメインである手作り紙芝居の制作などを行い、楽しく大好評のうちに研修は終えていったのです。参加者の皆さん、ありがとうございました。
参加者の感想を読ませてもらうと、一番多かったのが「自分をふりかえる時間になった」ということでした。日々の忙しい生活、しかも新しい職場で仕事に慣れたり、気苦労もあったりと、あっという間の半年間だったのでしょう。そのようなはた目にも、自分でも「頑張っている」と見える姿の中で、つい忘れてしまうのが「自分をふりかえること」なのですね。
「頑張る」の「頑」が「かたくな」と読むように、「頑張る」とはどこかで気持ちをコチコチにして、余裕がない姿でもあるのかもしれません。でも、そのような自分には中々気づけません。
だからこそ、参加者の皆さんは自分をふりかえることの重要性に気づいたのでしょう。自分をふりかえると、体の奥底にある自分の声が聞こえてきます。自分との対話がはじまるのです。それが、いい経験だったらしいです。
自分の声を聞いて、今までの日々を振り返ることが出来たら、さぁ次は今を見つめましょう。だって、ほら、目の前には先生と遊ぶことを心待ちにしている子ども達が待っているのですから。(園長)
2017年11月15日 -
エッセイ
待つのも味です
秋も深まりを見せていますが、みなさんはどのように季節を感じていますか。保育園では行事もそうですが、園庭も季節を教えてくれます。それは「柿」です。それも、数がとても多いのです。
柿の木は7本あるのですが、甘いものと渋いものが仲良く並んでいます。甘い柿は園児たちの家庭に配りました。「甘かったです!」という感想をいただきました。
それでは渋いのはどうするか。そうです、干柿です。きちんと消毒をして、本日からテラスに吊るしています。2年前にも作ったのですが、大変甘くできました。今年も甘くなればいいですね。
完成まで数週間かかります。でも、この待つ時間も味の一つ。子ども達と、干柿の変化を楽しみながら、季節を感じていきたいですね。
2017年10月31日 -
行事報告
運動会、楽しかったね!
10月15日(日)に、「第39回 とくふう大運動会」が開催されました。当日は秋晴れのもと・・と言いたいところですが、お天気は雨の予報。小学校の体育館をおかりして、運動会を行いました。
でも、子ども達はとっても元気!日頃の練習の成果を十分に発揮してくれましたよ。いやいや、ひょっとしたら練習の時よりも、本番が一番上手だったかも。練習ではなかなか勝てなかったチームが、1位になったりと、番狂わせもありましたしね。
体育館いっぱいに集まってくれた保護者の方も、大きな声で応援してくれました。我が家の子どもだけではなく、お友達の競技にも一喜一憂。笑ったり、ハラハラしたりと、とても盛り上がってくれました。
もちろん、とくふう名物の「パン食い競争」も大盛況!みんなで、おみやげにパンを持ち帰りました。
雨でしたが、運動会は大成功でした。運動会は子ども達の成長が見られる、またとない機会。でも、大切なのは当日の結果だけではありません。当日までのがんばりと、本番を終えてからの生活の充実が、運動会の大切な意義の一つ。さ、保育の後半戦もみんなで楽しくいきましょう。
2017年10月17日
