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ようこそ、専照寺へ
11月24日に年長組が園長のお寺、専照寺までお参りに来てくれました。
この日は「こども報恩講」。「報恩講」とは親鸞聖人のご命日である11月28日を中心に行われる、大切なお参りです。
本来であれば、もっと多くのクラスが来るのですが、今年も年長クラスだけのお参りになりました。
子ども達は本堂でお話を聞いたり、紙芝居を見たり、そして境内の落ち葉広いをしたりと楽しく過ごしてくれたようです。
いつもとは違う環境の中、子ども達も少し真剣な面持ちで過ごしてくれました。
仏さまに手を合わせることで、心静かな時間を送ることは大切ですね。
みなさん、ぜひまた来てくださいね。2021年11月26日
年に書いた記事一覧
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地域子育て支援「ほほえみ」のお知らせ
田尻徳風保育園では園児ではなくとも親子で利用できる「地域子育て支援センターほほえみ」を開設しています。
火曜日から金曜日までの午前中に開設しておりますので、ぜひご利用ください。
現在は、事前申込制となっておりますので、ご希望の日時が決まりましたら当園にまでお電話いただければ幸いです。
詳しくは、保育園にまでお電話ください。お待ちしています!
2021年11月4日
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ぼくはいしころ
まずは皆さんを驚かせましょう。、この絵本を手に取られたら、表紙をじーっとご覧になってください。猫の絵が描かれてるよね・・・と思われるかもしれません。絵?ちがうんです。作者の坂本さんは紙版画の作家です。そう、この猫ちゃんは紙版画なのです!すごい!ふわっふわっな毛並みにさわりたくなります。写真でお見せできないのが残念!
物語はノラネコの独白ですすめられます。誰も自分の事を気にとめてくれない現実を「いしころ」と同じだと嘆きます。「ぼくも きづけば ポツンとひとり。じっと だまって ここにいる。
だれも それを きにとめない。このいしころと おなじ」昼間は誰にも見つからないように、声をひそめてすごす。気持ちを出すことなく、それをじっと体の奥底にしまっています。
「ぜんぶ からだの おくに ある。だまっていれば ぼくらは へいわだ。 なんにも さみしいことはない。ねえ いしころ そうだろう?」
そんな時でした。ノラネコに「こんばんは」と誰かの声がかかったのは。この時からノラネコは変わっていくのです・・・。
わかる!という人多いかもしれません。ノラネコの描写を通じ、そこに描かれているのは、私達の姿かも知れません。その時に、誰かに一言声をかけられる。それだけで、自分の事を少し大切に思える。ノラネコから家族へ、いしころから生命へ。何度も読みたくなる一冊です!ぜひご一読を。