保育園からのお知らせ

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お知らせ
赤ちゃんを抱きしめて!
京都の東本願寺が「同朋」という雑誌を出しています。毎月、テーマがあるのですが、2017年5月号のテーマは「赤ちゃんを抱きしめて!」でした。その号に、園長が執筆しています。ご興味のある方は、東本願寺出版部にお問い合わせください。
2017年5月31日 -
エッセイ
絵本の力
5月20日から21日にかけて、研修会に参加してきました。園長、保育士あわせて6名で、練馬区にある真宗会館を会場に1泊2日の研修です。田尻徳風保育園も加盟している大谷保育協会の東京支部の主催です。毎年、趣向を凝らした研修が開催されますが、今年のテーマは「絵本と育つ」でした。そう、私たちの大好きな絵本の研修です!
当日は講師のK先生の講義をいただいたあと、実は私、園長にも出番がありました。それは講師のK先生と、栃木の保育園のN先生と一緒に、絵本をめぐって鼎談を行ったのです。司会役を私がやりましたので、緊張もしましたが、お二人の先生、そして会場の優しい雰囲気(さすが保育関係者)に後押しされて、楽しくも、有意義な鼎談ができました。
私たちが絵本を読み感動する。これは子どもだけではなく、大人もそうですよね。絵本のどこに私たちは心がふるえるのか、について話になりました。それは、絵本の素晴らしい物語を聞くことで、大人は自分の心のヴェールがはがれていく、そして子どもたちは絵本の物語で「かいほう」され、安心を得るのだろうという議論となりました。
「かいほう」にはきっと色々な文字が当てはまりますよね。「開放」「解放」そして「介抱」もあるかもしれません。絵本は時に、子ども達を広々とした世界へと導きます。そして、傷ついた子ども達には物語が勇気や慰めを与えるかもしれません。
大人たちも同様です。絵本の優しさに包まれる時に、自分を覆っていたヴェールが少しずつとれていく。その奥から見えてくるものは、自分が隠していた自分かもしれません。
職員も元気をもらったようで、帰りに青山に行き絵本を買っていったようです。きっと、子ども達にも楽しく読んでくれるでしょう。
絵本、物語の力はすごい!そのことを再度痛感した私たちでした。2017年5月31日 -
エッセイ
お帰り、こんにちは、ツバメさん
田尻徳風保育園の壁面にツバメが描かれていることは、ご紹介してきました。これは旧園舎の頃より、ツバメが来て、巣を作っていたからです。
新園舎になり、どうなるかな~と思っていました。でも、心配をよそに毎年来てくれています。そして今年も来てくれました、徳風に!お帰り、そしてこんにちは。
ツバメってかわいいですよね~。もちろん子ども達からも、大人気。毎年、決まった場所に帰ってくるところも、何とも律儀です。見ているだけで、笑みが浮かんでくる、あの魅力はどこからくるのでしょうね。
ツバメが保育園に飛んでくると、私は初夏を感じます。爽やかな5月がおわれば、もうすぐ夏が来ることを伝える、いわば季節のメッセンジャーです。
明日のおあつまりは、ツバメクイズでもしましょうか。2017年5月23日 -
エッセイ
新年度始まってます
いつの間にか、4月も11日。新年度の生活は、順調に進んでいます。
田尻徳風保育園にも、あたらしいお友達がたくさん入ってくれました。最初はとまどっていた新しいお友達も、今ではすっかり徳風のメンバーです。
保護者の方にとっても、はじめての保育園生活(?)。子ども達以上に、保育園での生活が気になっていると思います。でも、大丈夫です。子どもたちは、元気にあそび、食べて、大きくなっていってます。安心して、お仕事してください。
これからも、たくさん楽しいことがありますよ。当園が、今年度も子ども達、保護者のみなさん、そして職員も含めた、みんなの安心の場所になるといいな、と思います。
2017年4月11日 -
行事報告
みんな、おめでとう
3月25日(土)に、第38回卒園・修了式が行われました。毎年、ある行事でありながら、一つとして同じ式はないという、当たり前でありながら、不思議な感覚を今年も感じていました。
年長児にとっては、いろいろな思い出が詰まった保育園からの旅立ちに、それぞれが神妙な面持ちです。保護者の皆さんにとっても、同様です。涙を流す方、じっと子どもの表情を見つめる方、笑顔でニコニコしている方・・・表現はそれぞれでも、子ども達への「おめでとう」であふれていました。
担任にとっても、成長の瞬間です。涙を流しながら挨拶をしつつ、何を思い出していたのでしょうか。子ども達を成長させるはずの自分は、何よりも子ども達から成長させていただいた自分であったことを痛感していたのかもしれません。
卒園児だけではなく、修了する子ども達も、みんな大きくなりました。
子どもも、大人も、みんなが成長出来ていく―このことを教わるのが、田尻徳風保育園の卒園・修了式なのです。みんな、おめでとう。2017年3月30日 -
行事報告
おゆうぎ会大成功!
3/5(日)に、第38回おゆうぎ会が開催されました。当日は、とてもおだやかなお天気。さぁ、いよいよ練習の成果を発揮する時がやってきました!
子どもたちは、たくさんのお客さんたちを前にして、少し緊張している様子です。でも、それも当然でしょう。緊張を感じながらも、ステージに立つのがまた成長ですものね。
0歳児から5歳児のクラスまで、みんなが今までで最高の出来でした。0歳児だってしっかりと演技?してくれます。担任に名前をよばれて「ハイ」と手を上げるだけで、会場は拍手に包まれます。
初めて劇を経験したクラス、ミュージカルのようにたくさんの音楽と共に踊ったクラスなど、それぞれにクラスのカラーが出ていました。
私(園長)は、いつも思うのです。おゆうぎ会に失敗はないと。緊張する中、勇気を出してみんなの前に立ち、話し、踊る。それだけで成功です。あとは、どれくらい自分が満足するかです。そこに失敗はありません。
子どもたちは、たくさんの拍手を受け、ステージを降りていきました。子ども達はどのようにその歓声を聞いたのでしょうか。ひょっとしたら、子ども達よりも、周りの大人たちの方が、成長に驚き、感動していたのかもしれませんね。
一回り大きくなった子ども達との生活が楽しみです。2017年3月14日 -
行事報告
小学校との連携
2/7(火)に、年長組の園児たちと、田尻小学校を訪問しました。名称からも分かる通り、田尻徳風保育園に一番近い小学校であり、多くの卒園児が通っています。今年度から新しい試みとして、田尻小学校ご協力のもと、小学校訪問を実現していただきました。当日は、田尻幼稚園のお友達とも合流し、園児たちの期待も最高潮です!
当日は風がとても強く吹く日でしたが、子どもたちはそんなこと気にしません。学校探検をしたり、授業参観をしたりと、一日だけの小学生気分を満喫できました。そして、子ども達の楽しみは何と言っても給食です!この日は、デザートにゼリーが出たこともあり、園児たちも(園長も)大喜びで給食を味わっていました。
この日の訪問により、小学校のイメージが具体的になり、楽しみになったことは間違いありません。それに、田尻小学校の一年生は全員で合唱をして歓迎してくれましたし、五年生数名には給食の時間にテーブルについてもらいました。そのような触れ合いを通じて、園児たちは小学生の優しさを感じ、憧れとなったでしょう。保護者からも好評の声をいただいています。
今は、幼保小の連携が言われています。幼稚園、保育園で培った経験を、どのように小学校生活にいかしていくのか。英語の正式科目化のように小学校も変わっていきますし、保育園もその内容が変わることが報道されています。どのような状況になるにせよ、子ども達が楽しく学べる生活が送れるように、連携事業は今後より大切になるだろうと思います。
最後になりますが、田尻小学校の先生方、生徒の皆さん。素敵な経験を、本当にありがとうございました。2017年2月17日 -
行事報告
お正月遊び
保育園では毎年1月に「お正月遊び」をしています。たこ揚げをはじめとした、伝承遊びを数週間かけて行います。1月23日と24日は、園舎全体を舞台にお正月遊びを行いました。
クラスの部屋を用いて「羽根つき」「年賀状」「書初め」「伝承遊びいろいろコーナー」の4つを行いました。子どもたちの楽しそうな笑顔は最高です。羽根つきで顔にバッテンを(ビニールテープです)つけられたり、友達にきれいな年賀状を書いて、園内のポストに入れています。伝承遊びコーナーではコマ回しやけん玉など、懐かしい遊びを全園児が堪能しました。やっぱり、伝承遊びは、面白いですよね。伝承されるだけの魅力があるのでしょう。
そして興味深いのが書初めです。普段、筆を持つことはほとんどないでしょうから、今回が初めての書道という園児も多かったと思います。それまで、大きな声で遊んでいた園児たちですが、書初めコーナーになると、とたんに寡黙?になり、真剣に筆を持ちます。やはり、「ここは静かにして書に向かう場所なのだな」ということを感じるのでしょうね。メリハリのきいた、とても面白いお正月遊びでした。伝承遊びは、とても面白いので、年中できたらいいなぁと思います。
そうそう、田尻徳風保育園のお正月遊びには、もう一つの目玉?があります。それは園長手作りの「獅子舞」です。数年前に、NHKで放送されていたものを作ってみました。子どもたちからは「獅子舞さん、来て―!」という大歓迎の声と、「怖い、絶対来ないで!」という拒絶の声が両方聞かれます。いずれにせよ、子ども達の思い出になる1月だったのではないでしょうか。2017年1月25日
