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田尻徳風保育園

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エッセイ
ツバメ

  • 50年

    世代間ギャップというのは、いつの時代にもあるもの。

    古代の遺跡にも、「最近の若者は・・・」という言葉が残っているそうです。

    違いを嘆くのではなく、楽しめたら、いいですよね。

     

    その一方で、子どもたちの好きなものは、変わらないのかなと思う時もあります。

    例えば、仮面ライダー。園長も子どものとき大好きでしたが、今でも子どもたちに大人気ですよね。

    すると、どうなるか。園長が子どもの時の知識が役に立つのです。

     

    仮面ライダーの変身ポーズやテーマ曲を歌うと、子どもたちが寄ってきます。

    昭和に生まれてよかった、と思う瞬間ですね。

     

    仮面ライダーは、主に男の子に人気ですが、女の子に変わらず人気なものって何でしょう?

     

    いずれにせよ、50年続くのはすごいこと。

    田尻徳風保育園は今年、創立45周年です。

    これからも、皆様に愛され、素敵な人に変身ではなく、成長できる園でありたいですね。

    2024年5月9日
  • ようこそ!ようこそ!

    新年度がはじまりました!

    それぞれが、新しいクラスになり、楽しんでいるようです。

     

    田尻徳風保育園には、4月から新しいお友達がたくさん入ってくれました。

    慣れない保育園で、きっと不安かもしれません。

    でも、大丈夫ですよ。すぐに、お友達がたくさんできると思います。

     

    園長は僧侶でもあります。このまえ、おまいりにいらした方から、このようなことを言っていただきました。

    「住職の『ようこそ、ようこそ』の言葉を聞くと安心します」と。

    そのように感じていただいていたことに、驚きましたが、嬉しかったです。

     

    田尻徳風保育園にもそのような「ようこそ、ようこそ」の気持ちがあふれています。

    その気持ちがあるから、誰とでも友達になっていけるのですね。

     

    田尻徳風保育園に、いつでも見学においでください。

    きっと、あなたのことを保育園全体で「ようこそ!ようこそ!」とお迎えすることでしょう。

     

     

     

    2024年4月10日
  • ”ともに”の生活

    5月は研修が多くありました。当園も加盟する大谷保育協会というのがあるのですが、5/14(土)と5/21(土)には多くの職員が参加して学んできました。かくいう、この園長の私もどちらにも参加してたくさん教わってきたのです。職員も、学んで成長中です!

     

    研修に参加すると、印象的な言葉に出会えるのが楽しみですよね。今回の研修では「ともに」の言葉が重要でした。

     

    保育園の日常は、先生だけで作るのでも、子ども達だけで作るのでもない。いろいろなものが”ともに”日々の生活を作っていく。そのようなことを学んだ意義ある研修でした。

     

    考えてみれば、これは保育園だけではなく、私達の日常生活全体がそうですよね。意識していないだけで、私たちはともに日々の生活を営んでいる、いや正確には「ともに」ではなかったら、生活は営めないというべきでしょう。そのような私たちの人間関係について再確認できるのが田尻徳風保育園での生活です。

     

    仏教で言うところの、あらゆるものが私を作る「ご縁」となってくれていることがよく分かった研修でした。

     

    2022年5月27日
  • 3月です!

    3月です!

    言われなくても分かっていることですが、保育園では特別な意味を持ちます。

     

    一つは年度末であること。1年間のまとめの時期ですからね。この時期の過ごし方が、その子の成長に大きく影響します。

     

    もう一つは、卒園式・修了式が近いこと。また、涙の季節か・・・

     

    そして、園長としては「新年度だな・・・」ですね。今を見ながらも、頭の中は4月だったりします。

     

    いずれにせよ、大切なこの時期を楽しく過ごして、感動の卒園式へと向かっていきたいですね。そして、その先の未来へも。

    2022年3月2日
  • 学び、まねび

     現在、田尻徳風保育園では運動会の練習の真っ最中。感染対策には気を使いますが、それでも体を動かすのは楽しいですね。
     
     
     玉入れを初めて行うクラスもあったり、それぞれが試行錯誤の中、練習を楽しんでいるようです。よいことだ、ウン。

     
     私事ですが、園長は必要あって書道を習っています。そこにはお手本があるわけですね。お手本通りに書けば、いい字が書ける。その通りです。
     でも、それが出来ないんですよね。どうしても、自分の癖が出てしまったり、お手本を無視して書いているのです。そこで修正してもらって、書道を学んでいくわけです。

     
     その度に、いつも思いだします。「学びはまねびって、昔よく聞いたなぁ」と。真似することが学びの始まりなのですね。

     

     子ども達の生活には(玉入れだけではなく)たくさんの初めてがあります。その時には少し不安になってしまうかも。
     でも、大丈夫だと言いたい。みんなの周りには、たくさん真似できる人がいるよ。お友達、おうちの人、そして保育園の先生!

     

     子ども達が、楽しみながら運動好きになっていくには、やはり目の前にいる職員が楽しそうにやっているのが何よりものお手本。
     

     そんなわけで、練習中の職員の顔を見ると、みな楽しそうにやってくれていました。よかった!息はきれていましたが、それでも楽しい時間がそこに流れていることは間違いないようです。生きることは楽しい。これ以上の学びはありません。

    2021年10月12日
  • 卒園・修了おめでとう

     今年度も残すところあと2日。いよいよ年長組は卒園です。世の中が自粛ムードで満ちている中ですが、子ども達は元気に卒園していくことでしょう。

     
     今年度の卒園式は短縮バージョンでやりました。職員と内容などを工夫し、参加者の制限もするというなかでの開催でした。それでもやはり卒園式はいいもの。子ども達、職員、そしてお母さんもお父さんも目が真っ赤でした。

     
     別れは悲しい。でも、不思議なもので私達は別れという区切りを経験することによって、今までの日々の輝きが見えてきます。卒園式で感じる、胸の奥からグッとくるあの気持ちは、これまでの毎日の尊さがそうさせるのでしょう。

     
     別れは人を成長させます。園児だけではありません。お父さんも、お母さんも、そして職員も、みんなです。この保育園はみんなが成長する場所なのです。

     
     卒園するみんな、そして進級するみんな、本当におめでとう。園長先生の願いは、いつでも「今が一番楽しい」と言える人になってくれることです。保育園の日々は、そのようにみんなが安心して日々を過ごせる土台となるためにあるのですから。

    2020年3月30日
  • 誰もが素人

     みなさん、遅ればせながら新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
     保育園では子ども達の元気な声が響いています。
      
     
     新しい年になると、気持ちが引き締まりますよね。今年はこのような年にしたいな・・・という目標を立てた方も多いでしょう。不思議なもので、昨年までの自分とは違う自分がそこにいるような、新しい気持ちで満ち溢れるのがこの季節です。

     
     でも、日常が続く中でいつの間にかそのような思いが薄れてしまう経験もよくあります。毎日が新鮮に感じられたらいいのに、と思うこともよくありませんか。
     私はそのようなことを考えるとき、思いだす好きな言葉があります。

     
     「今日という日には、誰もが素人」
     
     作家の三浦綾子さんからこの言葉を教わりました。とてもいい言葉だと思いませんか。

      
     今日という日は、まだ誰にとっても初めてのものである。昨日とは違う、まだまっさらな日がはじまったのだ―。
     そのように教わるときに、今日、この一日を少し違った目で見ることが出来るのではないでしょうか。
      
     今年も、子ども達と毎日を新鮮な気持ちで過ごしていける、そのような保育をしていきたいですね。

    2020年1月8日
  • かわるもの、かわらないもの

     今年も終わろうとしていますね。みなさんにとって、どのような1年でしたか。

     
     今年一番の話題はラグビーでしょうが、歴史的には元号が変わったことも大きいですよね。
     昭和、平成、令和と私自身も3つめの元号です。変わったのは元号だけではなく、世の雰囲気も変わりました。

     
     でも、変わる時代の中でも変わらないものもあります。それは人は生まれ、育ち、日々成長していくこと。子どもは生まれた数ばかり問題にされます。でも数の問題ではなく、一人一人に目を向けるとき、私達は子ども達にどのように接するべきなのか、改めて考えますよね。

     
     子どもへの接し方には、その人なりの基準があるでしょう。私は以前あるコミックで読んだ「子どもには一日一度いいことがないとダメなんだ」といったようなセリフが心に残っています。

     
     生きていれば、色々なことがあります。でも何気ない日常に喜びを覚えることが出来れば、なんとか生きていけます。子ども達には日々の中に楽しみを見つけられるようになってほしい。きっとそれこそが成長なのでしょう。私達大人もそのようにありたいですね。

    2019年12月23日
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