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田尻徳風保育園

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本の紹介
ツバメ

  • ぼくはいしころ

     まずは皆さんを驚かせましょう。、この絵本を手に取られたら、表紙をじーっとご覧になってください。猫の絵が描かれてるよね・・・と思われるかもしれません。絵?ちがうんです。作者の坂本さんは紙版画の作家です。そう、この猫ちゃんは紙版画なのです!すごい!ふわっふわっな毛並みにさわりたくなります。写真でお見せできないのが残念!

     
     物語はノラネコの独白ですすめられます。誰も自分の事を気にとめてくれない現実を「いしころ」と同じだと嘆きます。

     

     「ぼくも きづけば ポツンとひとり。じっと だまって ここにいる。
      だれも それを きにとめない。このいしころと おなじ」

     昼間は誰にも見つからないように、声をひそめてすごす。気持ちを出すことなく、それをじっと体の奥底にしまっています。

「ぜんぶ からだの おくに ある。だまっていれば ぼくらは へいわだ。 なんにも さみしいことはない。ねえ いしころ そうだろう?」

 そんな時でした。ノラネコに「こんばんは」と誰かの声がかかったのは。この時からノラネコは変わっていくのです・・・。
 

 わかる!という人多いかもしれません。ノラネコの描写を通じ、そこに描かれているのは、私達の姿かも知れません。その時に、誰かに一言声をかけられる。それだけで、自分の事を少し大切に思える。ノラネコから家族へ、いしころから生命へ。何度も読みたくなる一冊です!ぜひご一読を。

2021年10月29日

 
 ヨシタケさんの絵本は、違和感なくその世界観に連れていってくれるのですよね。今も「このほしの ひとたちは」と書きましたが、絵本では明らかにいわゆる「宇宙人」の姿をしています。そこをヨシタケさんが「ひと」と書くことで違和感をおぼえることなく物語にスッと入っていけるのですね。「ぼく」はこの星でどんなことに気づくのでしょう。自分の「普通」は、自分だけの「普通」だったことに気づくと、世界は少し違った見方で生きることが出来ることを教えてくれます。それは求めあう社会ではなく、認め合う社会でしょうね。

2020年8月7日
2020年7月2日
2020年2月12日
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