エッセイ
ぼくたち、宇宙人
当園は朝のおまいり、通称「おあつまり」の時間を設けています。そこでは、朝のあいさつをしたり、歌を歌ったり、職員が手遊びなどをしてすごします。私も、色々な話をするようにしていますが、最近は火星の話を何度かしました。
報道で言われているように、7月31日は15年ぶりに地球と火星が最接近する日でした。そこで朝のおあつまりで、火星についての話をしたのです。
園長先生がが子どもの頃、火星人がいて外見はタコのようであること、また火星人は頭がよいと言われていたことなどを話しました。また火星の地下には、凍っていない湖が最近になり発見されたことなども話しましたね。子ども達は火星人の話などから、宇宙人や、火星に対して興味を持ってくれたようです。
どうしても、忙しい日々が続きますから、夜空を見上げることもなかなかありません。でも、子ども達が空を見上げることが出来たら、そこには広やかな世界があることを感じてくれると思うのです。大人も同様ですけどね。
たくさんの子ども達が「火星みたよ!」と話してくれました。中には、「先生、宇宙人っているの?」と聞いてくる子ども達もいましたよ。「そうだな、いるかもしれないし、いないかもしれない。でも、みんなだって地球という星に住んでいる宇宙人なんだぞ」と返事しました。意味が通じたかどうかは分かりませんが、狭い枠にとらわれない、広やかな思考を持ってくれたら嬉しいですね。
2018年8月3日