エッセイ
まなぶ、まねぶ
あっという間に、もう12月も末。つまり、今年も終わりに近づいています。はやいですねぇ。
保育園では12月に毎年、「ごっこあそび」を行っています。毎年、やりたいことをクラスで話し合って決めます。今年はわたあめ屋さん、ケーキ屋さん、さかなつり、そして「焼きそば、お好み焼き、たこ焼き」を一度に売るお店まで登場した、バラエティに富んだ遊びになりました。
遊びとは言いますが、毎年感心するのはそれらお店のクオリティの高さです!衣装、食べ物、そしてレジまでどれもが、本物かと間違うくらいの出来栄え。準備も大変だったでしょうけど、それ以上に楽しそうに作っている表情が目に浮かびまず。
なりたい自分になれる、子どもの頃にそのような思いをたくさん持ってほしいですよね。そして、憧れの自分に近づく楽しさを知ってほしいものです。その楽しさは、大人になっても通じます。大人だってなりたい自分に近づけるのは楽しいですものね。
子ども達は、ごっこ遊びを通じて、想像力と創造力を得たに違いありません。それは、とても大切な力だと思うのです。
子どもの頃、よく聞きました。「学ぶことはまねぶ=まねることなんだよ」と。大人になって、その言葉は本当だなと、思い返すのです。
2017年12月26日