本の紹介
アルプスの少女ハイジ 心を照らす100の言葉
発行所 いろは出版株式会社
当園の園だよりには「本、だ~いすき」という絵本などを紹介するコーナーがあります。園長がずっと書いているのですが、この度連載100回を迎えました。100号にふさわしい本は何か、ずっと迷っていました。その結果、選んだのがこの本です。
「アルプスの少女ハイジ」は1974年に放映された名作アニメです。今から40年以上前の作品ですが、今もって人気があるのがすごいですよね。そこには原作のすばらしさに加え、アニメのクオリティの高さがあるのでしょう。
この本はハイジの名場面をバックに、世界の偉人たちの言葉が100紹介してあります。私も名言集はたくさん持っていますが、その中でもこの本は読みやすく、内容があります。アニメの名場面と、世界の名言がお互いに高めあっている?のですね。例えばハイジとペーターが手を取り合って踊るオープニングのシーンには「人が豊かであるか、貧しいかを決めるのは、その人の持ち物ではなく、その人の人柄である」との言葉が紹介されています。そして物語のクライマックスである、クララが歩くシーンには「すばらしい愛があるところには、いつも奇跡が起こる」という言葉です。
いい言葉を聞くと、世界の見方が一変しますよね。どのページを開いても、背中を押してもらえる一冊です。(園長)
2016年11月10日