本の紹介
あのね あのね
文と絵 えがしら みちこ
発行所 金の星社
発行所 金の星社
保育園での生活もすっかり慣れて、今では毎日子ども達の元気な声が聞こえてきます。お友達と過ごす保育園での一日には色々なことがあります。楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと・・。そのような出来事を誰かに聞いてほしい!伝えたい!この本にはたくさんの「あのね・・」がつまっています。
「ねえ パパ きょうはね ぽっぽーって したんだよ」。ぽっぽー?
「ねえ ママ あのね きょうも いいもの みつけたよ」。何?
もう、絵本を開くだけで、親子の楽しそうな会話の状況が耳に届いてきそうです。
保育園のいいところは、子ども達の成長の軌跡がよく見えることです。少しずつ言葉を覚えて、自分の伝えたいことを話していく。上手に伝えられないもどかしさも子ども達は感じるでしょう。でも、それさえも見ているこちら側としては愛しく思えます。そして、自分の気持ちが伝わった時の、あの子ども達の嬉しそうな顔!
誰かに伝えたくなるような、楽しい生活を話せる幸せ。そしてそのような楽しい話を聞かせてもらえる幸せ。幸せは案外身近にあることを、この本は教えてくれます。「あのね、あのね」がたくさんあるような毎日をみんなで過ごしていきましょう。さぁ、今日はどんなお話を聞かせてくれるのかな?
2019年5月24日