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運動会、楽しかったね!
10月14日(日)に「第40回とくふう大運動会」が開催されました!当日は、朝方から雨が降り、迷いに迷った結果ですが、小学校の体育館をお借りしての運動会となりました。
それでも、子ども達は元気いっぱい。待ちに待った運動会本番を思いっきり楽しんでくれます。かけっこ、綱引き、親子競技、そして当園の恒例にして名物競技であるパン食い競争など盛りだくさんの内容にみんな笑顔です。応援する方も真剣です。いつもとは違うわが子の姿にみんなで拍手。そして、自分の子どもだけではなくて、お友達のがんばる姿にもみんなで拍手。あったかいです。
今年の運動会は第40回の記念大会でした。40年間、ずっと変わらない姿があるとするならば、みんながそれぞれのやり方でゴールを目指したことでしょう。今年の運動会もそうでした。笑って、泣いてそれぞれがめざしたゴール。その最後までやり抜いたことが、大きな自信につながります。そんなみんなに大きな拍手です。イェーイ!!
今年度の保育も、後半に入ります。運動会のように、みんなで残り半分も楽しく駆け抜けていきましょう!2018年10月22日
年に書いた記事一覧
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来年度職員募集のお知らせ
現在、田尻徳風保育園では平成31年度採用の職員を募集しています。ご興味ある方は、一度お電話ください。試験日は10月19日と11月2日です。
2018年10月4日
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もいもい
作 市原 準
監修 関 一夫
発行所 ディスカバー トゥエンティワン最初にお話しておきます。現在、この本が0歳児クラスの人気ナンバーワンです!
『もいもい』とは、変わったタイトルですよね。実は、この絵本は東京大学が関わっています。以前、保育園の掲示板に新聞記事を紹介していたこともあるのですが、「赤ちゃんが本当にすきな絵本は、どのような絵本か」について、研究・実験の結果たどり着いたのがこの一冊なのです。
赤ちゃんについての学問はかなり進んでいて、「赤ちゃん学」という名称もすっかり定着しました。その中で赤ちゃんについての常識はどんどん変わっています。結論から言えば、赤ちゃんは私達が思っているほど受け身ではなく、かなり能動的に外界に働きかけ、自分の気持ち、好みも持っているということでした。
例えば赤ちゃんは「明るいはっきりとした色が好き」と思われていますが、赤ちゃん学によると、案外あいまいな色が好きなのだそうです。また、親子に手品師のキャラクターを数種類見せました。その結果を判断すると、大人と赤ちゃんとでは好きな絵が全く違ったそうです。
つまり、「あかちゃんはこれが好きだろう」と勝手に大人が決めると、実は全く見当違いかも・・ということもあるのかもしれません。『もいもい』は数あるイラストの中で、赤ちゃんが最も長く見つめていたイラスト(=人気がある)だったそうです。泣く子もだまるほど注目するらしいです。
大人が読んでも、よく分かりません。でも、確かに保育園の赤ちゃんたちはじっと注目したり、保育士の読む声に合わせて「もい、もい」と可愛く声を出してくれています。繰り返しますが、現在赤ちゃん人気ナンバーワン!試しに読んでみる価値は、十分にありますよ。2018年10月3日-
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!
9月11(火)に「おじいちゃん、おばあちゃんと遊ぼう会」が開催されました。
当日は、たくさんの祖父母の皆さんが、保育園に遊びに来てくれました。まずは理事長、園長のあいさつの後、園児たちから「おじいちゃんもおばあちゃんも」の歌のプレゼント。すっかり定番の一曲となりましたが、おじいちゃんも、おばあちゃんも昔は子どもだったことを歌う歌詞はとてもステキですよね。子ども達も、元気よく歌ってくれました。今年は新しい試みとして、参加された祖父母の皆さんにも一曲歌っていただきました。曲は「ふるさと」です。歌い継がれてきた曲を合唱することで、祖父母の方は昔を思い出し、子ども達は大切な歌を覚えていくでしょう。祖父母の中には、涙を流している方もいたそうですよ。
今年の「おじいちゃん おばあちゃんと遊ぼう会」のテーマは「いつもげんきなおじいちゃん おばあちゃん いのちのつながりを ありがとう!」でした。同じ歌をうたうことで新しいつながりが生まれました。そして、会でのふれあいを通じて、それぞれが楽しい時間を過ごしたことでしょう。それは単なる世代間交流をこえた、いのちのつながりだったと思います。
おじいちゃん、おばあちゃん、いつもありがとうございます。また、保育園に遊びに来てくださいね!
2018年9月18日
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100万回生きたねこ
作・絵 佐野洋子
発行所 講談社田尻徳風保育園の園だよりで、この「本、だーいすき」を連載しているのですが、今回120回目となりました。120回?ふと、気づいたのですが、つまり10年間連載したということになります。
ずいぶんと長い間連載できたなぁ、と感慨にふけるまもなく、記念すべき号に何を紹介するかずっと考えていました。記念となる、思い出に残る一冊かぁ・・・。
と、考えた結果選んだのが今回の『100万回生きたねこ』です!
今年の5月に山梨県立美術館に『100万回生きたねこ』原画展を見に行ったのですが、やはりこの一冊は外せません。最初にいつ読んだのかは覚えていません。でも、今でも、そしていつ読んでも気持ちを新たにできる本です。大げさに言えば、生き方を考えてしまう力があるのです。
「100万年も しなない ねこが いました。100万回も しんで、100万回も 生きたのです。」冒頭から、いきなり話が展開し、ここだけでこの絵本が特別なものであることが分かります。ねこは、様々な人に出会い、そしてまた死をもって別れていきます。あるとき、ねこはだれのものでもない、のらねこでした。「ねこは はじめて 自分の ねこになりました。ねこは 自分が だいすきでした」。初めて、自由を手に入れたのでしょう。ねこは100万回しんだことを自慢にしていました。
ところが、周りのねこがちやほやする中、一匹の白いねこだけは興味を示しません。そうすると不思議なもので、なんとかして関心をひこうとしますが、一向にダメ。その後、ねこは言うのです。「そばに いても いいかい」と。ねこには、自分よりもたいせつなものができたのです。
最後にくる別れ。しかし何故か「よかった」と思える秀逸なストーリー。100万回生きるよりも大切なこと―それをねこたちは教えてくれます。これからも、多くの子ども達に読み継いでいきたい、大切な一冊ですね。2018年8月17日-
ぼくたち、宇宙人
当園は朝のおまいり、通称「おあつまり」の時間を設けています。そこでは、朝のあいさつをしたり、歌を歌ったり、職員が手遊びなどをしてすごします。私も、色々な話をするようにしていますが、最近は火星の話を何度かしました。
報道で言われているように、7月31日は15年ぶりに地球と火星が最接近する日でした。そこで朝のおあつまりで、火星についての話をしたのです。
園長先生がが子どもの頃、火星人がいて外見はタコのようであること、また火星人は頭がよいと言われていたことなどを話しました。また火星の地下には、凍っていない湖が最近になり発見されたことなども話しましたね。子ども達は火星人の話などから、宇宙人や、火星に対して興味を持ってくれたようです。
どうしても、忙しい日々が続きますから、夜空を見上げることもなかなかありません。でも、子ども達が空を見上げることが出来たら、そこには広やかな世界があることを感じてくれると思うのです。大人も同様ですけどね。たくさんの子ども達が「火星みたよ!」と話してくれました。中には、「先生、宇宙人っているの?」と聞いてくる子ども達もいましたよ。「そうだな、いるかもしれないし、いないかもしれない。でも、みんなだって地球という星に住んでいる宇宙人なんだぞ」と返事しました。意味が通じたかどうかは分かりませんが、狭い枠にとらわれない、広やかな思考を持ってくれたら嬉しいですね。
2018年8月3日
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夏祭り、楽しかったね!
21日に第40回とくふう夏祭りが開催されました。40回!もう、夏の風物詩ですね。
猛暑が心配されていましたが、当日は思ったほど暑くはなかったので安心でした。海風が吹き、爽やかに祭りを楽しむことができました。
とはいえ、祭り参加者によるボルテージは最高潮!やきそばをはじめ、模擬店を味わった後は、コーナーで遊びます。毎年、楽しそうな悲鳴?が聞こえる「おばけやしき」や、ヨーヨーなどを楽しむ縁日、あぁお祭りって感じですね。
もちろん、盆踊りも大盛り上がり。子ども達は汗をかきながらも、笑顔でしたね。
最後は花火に大歓声。閉会式の後、花火のおみやげをもらって、みんな帰っていきました。素敵な夏の思い出になったらいいですね。2018年7月30日
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コブタの気持ちもわかってよ
作 小泉𠮷弘
発行所 ベネッセ容易に感想を言葉にすることが出来ない絵本があります。描かれている内容はシンプルなのに、感想を述べるのに躊躇するのですね。私にとっては、以前紹介した『いのちをいただく』がそうでした。今回は、それ以来の戸惑いをおぼえながら文章を書いています。
主人公はコブタくん。コブタくんのつぶやき、いや、静かな叫びでお話は進んでいきます。
「ママはいつも『はやくあるきなさい』という。ボクは犬のことや花のことやまちのことをもっとゆっくり見ていたいのに」
「おおきなこえで泣きはじめたとたんに『泣くな』っておおきなこえでおこられた。かなしいきもちはボクのなかにとじこめられる。ボクはかなしみをはきだせない。」
「ボクいいこになるよ。だからそんなにおこらないで。いいこになればおこられないよね」
この他にも、コブタくんの気持ちが少しずつ吐露されていきます。私達って、人の気持ちを分かったつもりでいますよね。でも、本当にそうなのでしょうか。子どもの気持ちを一番知っているのは、親なのでしょうか。子どもは何を見て、何を本当は感じているのでしょう。最後のページに、今後への希望を感じさせる一冊です。子ども、保護者、職員、色々な方に読んでいただきたいですね(園長)2018年7月19日
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